千里堂はり灸マッサージ治療院

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産後ケア@

1.産後の体の状態

◆よく聞く用語
◎産褥(さんじょく)
妊娠・出産に伴い発生した生殖器・全身の変化が、妊娠前の状態に戻るまでの期間のこと。
一般に6週間から8週間といわれ、この期間を産褥期という。
「産後の肥立ち」も同様。

◎床上げ(とこあげ)
出産のあと、体力が回復して寝ていた床をかたづけ、通常の生活に戻ること。
産後3週間目が目安。

◎血の道症(ちのみちしょう)
月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる、精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のこと。

◎子宮復古(しきゅうふっこ)
妊娠中に広がった子宮が出産後元の大きさに戻ること。

◎悪露(おろ)
子宮復古時、子宮内膜や子宮頸管、膣から分泌される分泌物。
血液成分が主で、時間が経つにつれ褐色から黄色と変わり、量も減っていくが、産後5〜6週間分泌は続く。


◆産褥期の症状
産褥期は子宮が妊娠前のように戻り、母乳も分泌されはじめる。
体が急激に元に戻ろうとしてさまざまな症状が見られる。
・体重の減少
・悪露の排出
・発熱(産褥熱)
・後陣痛
・乳汁の分泌
・子宮の縮小
・鬱状態(産褥鬱)
・その他の身体精神の全般にわたる大きな変化


◆出産後のホルモン
・妊娠中はエストロゲン、プロゲステロンが大量に分泌され、妊娠を維持するのに活躍 している。
(エストロゲンは妊娠前の20倍!)

・通常女性ホルモンは卵巣から分泌されるが、妊娠中期に胎盤が完成すると、胎盤からも女性ホルモンが分泌される。
(ヒト胎盤性ラクトゲン(hPL)という乳腺組織の成長と発達を促すホルモン)

・妊娠中大量に分泌されていた女性ホルモンが、産後数日の間に急降下する。
→お産の疲れ・だるさは、慣れない育児が原因と思いがちだが、それだけでなく体の中でホルモンのバランスが激変しているのも要因。


◆東洋医学からみた産後
・産後21日目にして床上げ=養生の大切さ
妊娠中の鉄分は通常時の1.5倍も消費され貧血になりやすい。
→「血虚」
妊娠後期は基礎代謝が高まり(通常時の20%)、エネルギー不足になりやすい。
→「気虚」
分娩でさらに「気血両虚」が進む。
この状態で産後無理に動いてしまうとのちのち女性特有の様々な病を引き起こす原因になってしまう(二人目不妊や更年期障害など)。

・産後冷たい水を触ってはいけない
→冷えが血流不良を引き起こし、子宮の回復にも影響する。

・産後に目を使ってはいけない
→肝は目に開竅する。肝の疏泄作用が下がり血が足りなくなると、精神的に情緒不安定になる。現代ではスマホやパソコンにも注意!



2.産後に多い不調

◆アンケート
・くしゃみで尿漏れする時があった
・出産毎にO脚になった気がする
・1人目のほうが、産後の体重が戻りにくかった
・抜け毛(産後半年から抜けはじめて産後1年くらいでおさまった)
・生理前にイライラするようになった
・腰痛・肩こり・頭痛(授乳で下ばかり向くからかも)
・子宮の収縮痛がひどかった(出産毎に)
・骨盤がゆるんだからか、腹筋が弱くなったからか歩いていて体がガタガタする感じがかなり続いた(特に1人目産んだ後がひどかった)。


◆不調の原因
・授乳やおむつ替えなどの姿勢の負担
→腰痛・肩コリ

・出産の後の筋力低下=妊娠すると靭帯をゆるめるホルモン「リラキシン」が出る。
出産時、胎児が狭い骨盤を通りやすくするために、必要だが出産後も2カ月ほど影響が続き、内臓が下垂しやすくなってしまう。
→尿モレ・体型の変化

・育児に伴う睡眠不足・ストレス
→情緒不安定

・その他ホルモンの変化
→抜け毛・腱鞘炎(エストロゲンの増減が関係している)
→高齢出産に伴い、産後の不調を引きずったまま「プレ更年期」に突入するケースもみられる。

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【産後ケアのための鍼灸治療】は「総合はり治療」の60分・90分・120分の各コースで受けられます。

千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。「つきっきりで丁寧な治療」という方針でおこなっておりますので、必ず電話予約の上ご来院ください。


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このページは、千里堂治療院第70回研修会資料をもとに構成しました。資料作成には以下の文献を参考にさせていただいています。ありがとうございました。

−参考文献−
*対馬ルリ子監修『産後ママの体と心 トラブル解消BOOK 2010』NHK出版